浅野先生

1生け花を始めたきっかけは?

友達と茶道華道を習いたいと思い、二人で直接大鹿先生のところに行った。大鹿先生のおっとりとしておとなしい性格と素敵な奥様。立派な和風の家のたたずまいに気に入って、すぐに入門した。

2好きな花材は?

バラが好き。 他はユリやカーネーション。菊はお葬式で使うイメージだからあまり使わない。生花で菊をする場合は、白の菊がいい(黄色はお葬式のイメージがある)。

3いけばなでこだわったことは?

投げ入れが好きで、花展の時は投げ入ればかりやった。

4思い出に残ることは?

若いころは、大鹿先生のところで稽古した後、よく大鹿社中の仲間と鶴舞公園で遊んだ。そのころは、喫茶店がないからもっぱらボートに乗ったり散策したりした。男性の生徒もいて、一緒に遊んだ。八代流の新年会の時や宴会の時は、よくお酒を注いで回った。自分はお酒が強かったので、注ぎ返されても大丈夫だった。怖い矢田先生にも注いで回った。出しゃばりすぎるなと怒られることもあったので、矢田先生や、岡部先生の前ではおとなしくしていた。お酒の中でも日本酒が大好きだった。
自分が教室を持つようになると、お弟子さんが十数名できた。千種区の近所のお祭りの時には、神社の近くの大きな知り合いの家を借りて、社中展をしたこともある。大鹿先生もお呼びして盛大にやったことを誇りに思う。

5これからの八代流に一言

いけばなをするものは、品格を持ってほしい。先輩を立て、あまり出しゃばらず奥ゆかしくあってほしい。矢田先生は厳しかったけど品があって好きだった。