杉本先生

1生け花をはじめたきっかけは?

女学校に入ったときに母から勧められて始めた。 近所に八代流の先生(川本翆渓庵先生)がいたから八代流に入った(昭和24年1949年)。大変厳しい先生だった。 入門2年後、師が亡くなられたため、大鹿先生(大鹿遊孝軒先生)に入門した、丸田町まで1時間以上かけて1週間に一度通った。そこは宮様もお茶に来られるようなところだった。その後は13世家元(大澤万香)に入門した。

2好きな花材は?

檜扇が好き(日本古来の六弁の花でチャーミングなところがいい。風にそよぐ様は扇のよう)。昔は連夜会でもいけていた。 近所に檜扇の花があって、種が落ちていたのでひろって自分の家でも栽培していた。

3思い出に残ることは?

幹事長のときに名城公園で八代流のお家芸である万年青の会を始めたら盛況だった。それを見て鶴舞公園の管理事務所の人が鶴舞でもやってくれといってくれたので鶴舞でいけばな展をするようになった。稲垣家元の元で続けていただいてうれしい。万年青用の大きな剣山やかぶら花器を広瀬茶華道花器に頼んで作ってもらって会員の希望者に買ってもらった。10世から14世までの家元に関わることができた。

4これからの八代流に一言

八代流の発展を心よりお祈りします。役員の皆様に感謝申し上げます。