今津先生

1生け花をはじめたきっかけは?

高1の頃、父の戦友が大須で茶道華道を教えていた。父が私に茶道を習わせるために入ったが、華道の方が面白そうで、華道も始めた。昭和40年から若宮八幡宮で連夜会がはじまると近いので見に行っていた。作品が素晴らしかったので、自分もうまくいけたいと思い、一生懸命稽古するようになった。

2好きな花材は?

菊が好き。稽古にはもってこいだと思った。小菊や百日草もよくやった。

3いけばなでこだわったことは?

普通にいけたらおもしろくない。遊び心をもっていけた。枝物をするときは、あまり早くから役枝をきめつけず切らないようにして、ぎりぎりで役枝を決めてきた。

4思い出に残ることは?

八代流の中で男性だけの20日会という仲間を作って、研鑽しあった。若宮八幡宮で20日会の花展をすることもあった。昭和50年から60年代には流でバス旅行もしていた。100人くらいの仲間がバス旅行に参加していた。昭和36年からは流の幹事もやっていた。
昔は石黒先生たちと名古屋駅に大きな作品をいけたこともあった。

5これからの八代流に一言

花は一生楽しめる。八代流は地味だからお金がかからないところがいい。人の花をよく見ていいところをまねしたらいい。悪いところはまねする必要がない。楽しんでいけたらいいと思う。人がどういおうが好きなようにいけてもらいたい。